「24時間営業」!?(2019.02.22)

↓雪交じりだった夜です。午後10時15分頃のサハリンスカヤ通です。
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↑完全に閉店してしまって灯りも消えて中が暗いカフェの“硝子張り”な部分に、通の反対側の街並みが映り込んでいるのですが、角の店は煌々と灯りが灯っています。

↓廻り込んだ位置から視ると判り易いのですが、灯りが点いているのは「花屋」です。
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↑「FLOWERY 24」と英語のアルファベットの目立つ看板で、下の方にロシア語で「花の店」を意味する表現が書かれています。

何かの店で、英語のアルファベットの看板を掲げるというのは日本国内でも見受けられると思いますが、ユジノサハリンスクにも散見します。これもそういう例の一つということになるでしょう。

花を売る店で「24時間営業」を謳っています。筆者自身は余り視た記憶が無いのですが、日本国内では大きな街の明け方まで営業するような飲食店が軒を連ねているような、歓楽街というような地区に見受けられると聞きます。ユジノサハリンスクでは、「週末は早朝まで営業」というような飲食店も見受けられますが、そういう店が集まっているような地区は見受けられません。他方で、「24時間営業」という花屋は在って、これも方々に散在しているようです。

「花屋を24時間開けてどうするのか?」と素朴に思うのですが、「花を贈る」ということが気軽に頻繁に行われる中、色々な意味合いで人生を彩る花ですから、「人の数だけの様々な需要」が恐らく在るのでしょう。“噂”に聞くのは、例えば夕刻に夫婦で口論になり、夫がふらっと外に出てしまって、時々寄るカフェやバーで日付が変わるような頃まで過ごしていて、この種の店で夜中に花束を求めて帰宅し「ごめん…俺も言い過ぎた…悪かった…」という具合に妻に花を贈る、というような話しです。「実は一昨日…」という具合に、本当にそういうことをやったという話しは聞いたことはありませんが。

この記事に出した画の花屋の傍は数え切れない程に通り過ぎていますが、この画を撮ったよりも早めな時間帯に立寄って利用してみました。

筆者の私事で恐縮ですが、都合でユジノサハリンスクを離れていた友人が戻って来て、「筆者がユジノサハリンスクを暫し離れる前夜」という「絶妙なタイミング」で連絡を受け、弾む気持ちで会いに行くことにした際、通り道だったので何となく寄ってしまったという次第です。

とりあえず目に留めた花をお願いして、620ルーブルということだったのですが、“割引カード”というモノが在って、それが在ると割引価格が適用されるのだということでした。「お持ちですか?」と店員さんに尋ねられましたが、初めて立寄った訳で、筆者は持っていません。カードを作ると直ぐに割引が適用されるというので、御願いしてみました。

↓こういうカードが出て来て、「620ルーブル」が「595ルーブル」になりました。“率”ということでは、なかなかに大きい割引ということになります。(カードの写真は少し後で撮りました。)
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↑カードそのものに「30%までの割引」と書いてあります。

この種のモノですが、大概は店のコンピュータにカードを持つ人の氏名等を記録して発行します。カードをお願いした際、店員さんに「お名前は?」と尋ねられました。日本語の氏名を名乗れば、店員さんは「?!」という感じです。そこで「“ニコライ”の“Н”(エヌ)、“アレクサンドル”の“А”(アー)、“コンスタンチン”の“К”(カー)…」というような方式を駆使し、何とか日本語の氏名は伝えました。こういう「ポピュラーなファーストネームの頭文字である」という具合にアルファベットを指定するのは、方々の国でやっている方式です。随分以前にロシア以外の欧州諸国を訪ねた際にもよくやっていた記憶も在りますが、ロシアもこういう方式です。

ユジノサハリンスクの色々なお店で、こういう“割引カード”、“ポイントカード”というようなモノや、“スタンプカード”というようなモノを出している例は多々見受けられます。一定頻度で繰り返し来店する利用客を確保する戦術ということになるのだと思います。日本国内の色々な店でもやっていて、「“〇〇カード”が酷く溜まるじゃないか…」と苦笑いしてしまうこともないではないのですが、ユジノサハリンスクでも場合によってはそういうことになってしまうかもしれません。

午後10時を過ぎたような時間帯に、辺りの店等の灯りが消えている中で煌々と灯りを点して営業中の「24時間営業の花屋」が、多少の雪交じりな中で美しいと思って写真に収めてみた訳ですが、何人か店に出入りしている人達が見受けられました。夜遅くから日付が変わるような時間帯に、この店で求められた花が誰かの人生を彩っているという訳です。

「温室育ち」…(2018.02.22)

↓稚内市サハリン事務所の室内の一隅です。
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↑華やぎを覚えると同時に、気持ちが和むような、絶妙な色合いのチューリップです。

偶々、花を頂いて「粗末にも出来ない…」と思い、残念ながら見映えの好い花瓶は無いながらも適当な容器に水を入れて、稚内市サハリン事務所の室内に飾っておきました。

マダマダ、戸外で花が咲いている様子が見受けられる時季は遠い感ではあるのですが、美しいチューリップが飾られると「小さな春が訪れた」というような、軽やかな気分になることが出来るというものです。

このチューリップですが、ユジノサハリンスクに在る温室で栽培されているモノであるということです。

ユジノサハリンスクに限らず、ロシア各地の街の人達の間では、3月8日の<女性の日>に「女性に花を贈る」という慣行が在ります。事業所等で花を用意して事業所の部内や関係先の女性に花を贈るというようなことも、個人の次元で祖母、母、娘、姪と女性の家族や女性の友人に花を贈るということも行われます。そんな訳で贈答用の花卉は、サハリンも含めたロシア各地で「大需要期」ということになっています。

画のチューリップは、その「大需要期」に販売に供することを念頭に、“フル操業”という状態で温室での栽培が続けられているモノの一部と聞きました。前日に頂いた時点では、少し花弁が丸まっているような感じだったのですが、水に差して一晩置くとふっくらと花が開いて好い状態になって来ました。

↓日本国内でも、国内で栽培されているモノや輸入の花が色々と出回っていますが、この「サハリンの温室で栽培」という花は、そうしたモノと比べても見劣りしない、寧ろ「より良質?」にさえ見える程度の立派なモノです。
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花に関しては、それなりに大きな需要も在るということで「温室栽培」が行われるようになり、それを扱う販売店も開かれていますが、事業を手掛けている皆さんは「増産」と「販売拡大」ということで、色々と模索しながら取組まれているようです。

ユジノサハリンスクで出回っている花ですが、この「温室栽培」のモノも在りますが、多くは「様々な経路でロシア国内に輸入されたモノがロシア国内の物流ルートに乗って届いている」ということになっていると聞きます。

実は、筆者は都合で暫らくユジノサハリンスクを離れるので、戻った時にはこのチューリップは見頃を過ぎてしまっていると思われます。が、室内に花を飾ってみて、非常に感じが好かったので、また花を用意して飾ってみるということもするかもしれません。
posted by 稚内市サハリン事務所 at 07:00Comment(0)モノ

雪が少ない…:サハリン州郷土博物館(2019.02.20)

稚内市サハリン事務所が入っているビルには色々なオフィスが入っていて、その各オフィスの関係者の皆さん等、御近所の方と玄関先等で言葉を交わすことが在ります。

「氷点下25℃を挟む気温」というような、以前に視た「食品加工会社の工場に据えられた冷凍庫の中」というような例以外に比較対象が思い当たらない次元な最低気温を免れ、暫らく経っている昨今です。朝、出くわした御近所の方と「おはようございます」と挨拶を交わした後、御近所の方は言い出しました。

「最近は好い感じで…温かいね…」とです。朝の最低気温は氷点下10℃程度です。「氷点下10℃」を捉まえて「温かい」も奇妙かもしれませんが、少し前の状態を想うと「(相対的)に温かい」のは間違いありません。「少し前が酷い感じでしたから…」と相槌を打ちました。

そうすると“雪”の話題になりました。今シーズンは「普通じゃない?」と思える程度に雪が少ない感じです。

↓2月20日に通り掛かったサハリン州郷土博物館の辺りです。
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↑毎シーズン、独特な形状の建物の前、噴水が設えられている辺りは堆い雪に埋まってしまっていますが、今シーズンは「積雪が始まったような頃」を思わせる感じになっています。

朝早くの氷点下10℃の中で「温かいね…」と言うのは奇妙にも聞こえますが「このところの1日の様子」という意味では、日中の最高気温が「0℃を伺う?」という状況で、陽射しで積雪が融けて、最初から少な目な“嵩”が更に少なくなっているということを思うと、「温かいね…」に強い違和感は在りません。そしてユジノサハリンスクは冷たい強風が吹き抜けているのでもないので、最近の状況は「時季としては温かい」という位に思えることも在ります。

↓博物館の敷地の西寄りからの気に入っている眺めです。
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↑屋外展示の大砲の辺り、地面から雪が消えて、雪が無い時季に視えるコンクリートが視えています。

「積雪の具合」ということで考えると、「例年の3月半ば位の積雪量?或いはそれより少ない?」という感です。

こういうように「雪が少し融ける」ということになると、「雪解け水」が地面に流れ出て、夜から早朝の低温で不規則に凍るという現象が起きます。上の写真の屋外展示の辺りのように、雪が無い時季と変わらない様子なら問題は無いのですが、「中途半端に凍結箇所が散見」ということになると、思わぬ形で足を滑らせてしまう場合も在るので、戸外を歩き廻る時には「益々の注意」が必要であると思います。

「氷の季節」はもう少し続くことでしょう。

↓季節毎の、サハリン州郷土博物館辺りの様子は下記で御覧頂けます。また最初の方では博物館の展示に関しても御紹介しています。
>>訪ねる/サハリン州郷土博物館の記事一覧

Суперлуние(スーペルルーニエ)=スーパームーン:レーニン広場(2019.02.20)

時々、少し興味深い天体現象に関する話題が聞こえてくることが在ります。

「2月20日」に日付が改まった少し後、日本時間では午前1時前に<スーパームーン>という、月が大きく視える現象が在ると伝えられました。ロシア語ではСуперлуние(スーペルルーニエ)と言っています。

こういう「日本国内各地で、天候が好ければ視られます」という現象に関して、ユジノサハリンスクに在る場合は「概ね“プラス2時間”の時刻」に視られます。

↓昨年視た<皆既月食>も、日本国内で紹介されていた「視られる時刻」に「プラス2時間」という時刻に視ることが出来たのでした。
>>月がオレンジ色?―ユジノサハリンスクで視られた皆既月食(2018.01.31 - 02.01)

<皆既月食>に関しては、目視で明らかな程度に月の色が変わってしまうという現象で、視られる機会も少なく、「起きている場合も在るような時間帯に、天候が好ければ視られそう」と視てみたのでした。が、今般の<スーパームーン>は、概ね毎年のように聞く事象で、視られる時間が午前3時近くということで、敢えて視てみようともしませんでした。

しかし「最も大きく視える時刻」ではなくとも、<スーパームーン>という日には月が煌々と輝いて、少し不思議な雰囲気になる場合が在るようです。

↓朝のレーニン広場です。
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↑<スーパームーン>の月が広場の上で煌々と輝いていました。

↓煌々と輝く月が興味深かった訳ですが、それと同時にレーニン広場の電飾の一部が撤去されていたことにも気付きました。前日の様子が下記で御覧頂けます。
>>西天の彼方に去ろうとする十三夜の月…:レーニン広場(2019.02.19)

こういう天体現象に関する話題に触れると、「天空に国境は無関係…」というようなことを考えてしまいます。
posted by 稚内市サハリン事務所 at 06:51Comment(0)話題

凍える(??)ネヴェリスコイ提督(2019.02.16)

コルサコフの皆さんが自分達の地域を紹介しようとする時、「サハリンで最も古い街の一つ」という表現を用います。1853年、アムール川の河口部やサハリンの調査を行っていたゲンナージー・ネヴェリスコイが、現在のコルサコフ市に相当する場所に<ムラヴィヨフスキー砦>という哨所、活動拠点を築いたという故事をもって「コルサコフの“建都”」と位置付けているのです。

そういうことから、2013年に「建都160年記念」ということで街の整備が進められた時にネヴェリスコイ提督の銅像が建てられました。もう建てられてから何年も経っていて、スッカリと眼に馴染んだ感じで、コルサコフに立寄って銅像を視掛けると「提督…またこの街に御邪魔しています…」と頭の中で声でも掛けてみたくなるような感じです。

↓連日の極端な低温を免れた休日の朝、コルサコフの街を訪ねて銅像を眺めました。
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↑こういう広場の銅像のようなモノは、光の加減で色々と違う見え方がする場合も在り得るのだと思います。が、何か「細やかな違和感?」のようなモノを感じました。

↓冬季は銅像の台座辺りの花壇が積雪で埋まっていて、やや像に近付き易いので、近寄って像を視てみました。
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↑「違和感?」というように思った訳がハッキリしました。像の表面に霜のように氷の細かい粒が付着しているのです。

金属が使われていると見受けられる冷え易い像の表面に、空気中の水分が凍ったのか、霜のような薄い膜が付着しているので「少し色合いが変なのでは?」と視えていた訳です。

「極端な低温を免れた」と言っても、早朝等には「氷点下10℃台」は見受けられ、「マダマダ寒い」ということは否定出来ません。が、晴天の時は空の「蒼」が少し鮮やかさを増しているように感じる場合も在ります。

西天の彼方に去ろうとする十三夜の月…:レーニン広場(2019.02.19)

ユジノサハリンスクでは、連日の「氷点下20℃台」という最低気温を免れ、朝早くに見受けられる最低気温が「氷点下10℃台」となっています。日中は「氷点下」という状況に変わりはないものの、「もう少しで0℃」という按配です。

気温が上がると凌ぎ易くはなるのですが、硬く凍っていた積雪の一部が陽射しを受けて融けてしまい、融けた水が気温低下で凍るという状況になり、「ガンガン冷えていた時よりも、足下に注意する必要があるかもしれない」というようにも思います。

降雪は余り無く、積雪も少ない状況が続く中、「テカテカに凍っている箇所が変に増えた…」とブツブツ言いながら朝に街へ出ました。

↓何か「不自然に空が明るい気がする」と何度か思ったのですが、大きな月が西の空に輝いていました。
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↑未だ街の灯りが消えていない午前8時前です。画の左寄りに視えているレーニン像の右に、月が輝いています。

西天の彼方へ去ろうとしているのは、十三夜の月でした。レーニン広場手前の道路であるレーニン通は、湿っているアスファルトが剥き出しです。

春が近付いているような気がしないでもない他方、未だ「雪や氷の季節」は続いているような感じもします。

<ルースキー・テーレム>が稚内に還って来た!(2019.02.15)

「ユジノサハリンスクからやって来る稚内の人気者」という感の<ルースキー・テーレム>ですが、恒例化している<稚内副港市場>での公演が2月15日から始まりました。

稚内から会場の様子の写真が届きました。

↓既に稚内では御馴染の、4人の女性シンガーです。美しく力強い歌声を聴かせてくれます。
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↑左からイリーナさん、ワレーリアさん、ペラゲーアさん、リュドミーラさんです。バックでアコーディオンのようなロシアの楽器<バヤン>を演奏しているのが、リーダーのアンドレイ・メリニチェンコさんです。

↓2人の女性ダンサーも参加しています。左の赤い衣装がアリーナさんで、右の青い衣装がエカテリナさんです。
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↑女性シンガー達の中、ワレーリアさんはタンバリンを、ペラゲーアさんはバラライカを演奏します。ワレーリアさんのタンバリンに関しては、市内の小学生が「あのお姉さんのタンバリンが好い!!」と、親に御願いして似たようなモノを入手して、家で一生懸命にやっているという話しを聞いたことがありました。

↓公演終了後に、こういう具合に記念写真を撮影することも出来ます。
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↑後列の右端に、司会を担当するレオニード・ミロノフさんが写っています。コルサコフの学校で日本語講師を務めていた経過も在り、稚内とサハリンとの地域間交流で永く活躍されている方です。<ルースキー・テーレム>の公演の際にやって来て、公演の司会を務めています。

北海道へ発つ前、稚内市サハリン事務所の辺りでアンドレイ・メリニチェンコさんに出くわし、公演時のレパートリーの整理や渡航手続きを進めていると聞き、張り切っていた様子も視ていますから、こうして稚内に無事に着いて公演が始まったという話しが伝わるのは凄く嬉しいものです。

3月15日まで、毎週火曜日が休演ですが、毎日2回(午後5時開始・午後6時開始)の公演となります。
posted by 稚内市サハリン事務所 at 06:30Comment(0)カルチャー

スタロドゥプスコエ(旧 栄浜)の流氷…(2019.02.17)

日曜日の早朝、「天候は好さそう?」という感じで、少し前のように「極端に低い最低気温」も免れている―と言って、氷点下15℃を少し下回っていたようではありました…―様子だったので、少し出掛けてみることにしました。

実は「流氷」が少し気になっていたのです。

↓昨年、ドリンスク地区へ流氷を観に出掛けた経過が在りましたが、今年は未だ足を運んでいませんでした。
>>スタロドゥプスコエ(旧 栄浜)で流氷を観る…(2018.02.10)

スタロドゥプスコエは「栄浜」と呼ばれていた樺太時代に、作家の宮澤賢治が足跡を残していることで、日本では少し知られているかもしれません。ユジノサハリンスクとドリンスクとを結ぶバスでドリンスクに出て、1時間から2時間に1本という感じで運行されているバスでドリンスクとスタロドゥプスコエとの間を往復する訳です。昨年、「これなら普通に一寸訪ねてみることが叶う範囲」と出掛けたのでした。

昨年出掛けた時、ドリンスクのバス停は酷く混み合っていて、バスも満員になり、スタロドゥプスコエにも夥しい車輛が駐車されていました。「氷上の釣り」で大賑わいだったのです。そのイメージでドリンスクのバス停に着きましたが、然程混み合っているということでもありませんでした。

↓スタロドゥプスコエに到着して海岸に至りました。
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↑今シーズンは打ち寄せている流氷の量が昨シーズン程多くもなく、やや密度も薄いような感じに見えました。

この状態でも一部にスノーモービルが行き交い、“海”である筈の場所を歩いて釣りに行くという人達が見受けられました。が「些か」という感じです。そう言えば昨シーズンは警察車輛が現れて、警察官が出入りする車が非常に多い様子を見守るというような場面さえ在ったのですが、そんな状況は全く在りませんでした。「静かな町の、氷に閉ざされた、静かな浜辺」という風情でした。

↓昨シーズンも視掛けた廃船ですが、昨シーズンよりも「壊れ方」が拡がったような気がします。
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↑廃船の周囲に関して、少し氷が薄いようにも見えました。

↓「やや少ない?」というように思えるものの、流氷は海岸に押し寄せ、沖の側から更に押し寄せ、先に海岸部に在った流氷が押されて複雑に隆起するというような状態は見受けられました。
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↑他方、隆起して複雑な形状になっている流氷に「隙間」のように氷が薄くなっているように見える箇所も在ります。

今シーズンの場合、流氷で埋まった海の上への降雪、積雪が昨シーズンを思うと少ないので、少しイメージが昨シーズンとは違っているのかもしれません。

「氷上の釣り」を愉しもうという皆さんには「やや物足りない?」ということかもしれない今季の流氷ですが、「景色を眺めよう」ということなら、昨シーズン以上に「流氷らしい?」というような気もしました。

少しずつ高くなる太陽の光で、複雑な形に隆起した“氷原”が様々な表情を見せる感じが興味深く、暫く様子を眺めていました。が、流石に少々寒くなって、バス停近くで温かい缶コーヒーを求め、程無く現れたバスでドリンスクへ引揚げ、ドリンスクからはユジノサハリンスクへ向かうバスに直ぐに乗車しました。

こういうような「気軽な遠足」も時には好いものだと思います。
posted by 稚内市サハリン事務所 at 11:49Comment(0)訪ねる

凍てつくコルサコフ港(2019.02.16)

連日の「氷点下25℃を挟むような感じ」という朝の最低気温から、少し暫くぶりに免れた感じになった休日の朝でした。とりあえず「氷点下15℃に届くかどうか」という最低気温と見受けられ、「これなら…“許容範囲”??」と少し外に出てみました。

↓朝からバスに乗って、コルサコフに至って港の様子を視てみました。夜間に点す灯りが目立たなくなって来たような頃合いです。
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↑画の左が1920年代(=樺太時代)に礎が築かれた南埠頭で、右側がソ連時代に整備された北埠頭です。両者に挟まれた辺りが雪原のように白くなっています。

このところの低温で、海岸に近い水深の浅めな辺りが広く氷結してしまっていて、氷の上に些かの積雪という状態です。力の在るタグボートや、少し大き目な船は何とか航行も出来るようで、航行した痕跡も認められますが、その個所も氷になってしまっている様子が伺えます。

写真を撮っている筆者の背中側の左が東に相当し、光がその方向から射し始めていました。そういうようになると、西寄りに相当する画に写っている空は、朝陽の光の干渉で薄い赤紫のような色に一部が染まります。

↓少し朝陽が高くなり、北埠頭の船にスポットライトを当てたような感じになりました。
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↑未だ下ろしていないコンテナが多数載った船が停泊中です。

こういう様子を視ると、「或いは低温で一部のクレーンが不具合でも来したか?」と余計なことを考えてしまわないでもありません。または船が到着した時間帯の都合で、とりあえずそのままになっているというだけかもしれません。

辺りに色々なコンテナが積み上がっていて、周辺の道路ではコンテナを積んだトレーラーが行き交う様子も視えます。ロシア国内の物流網の中で、コンテナで色々なモノがコルサコフ港に運び込まれ、コンテナがサハリンの方々に運ばれてモノが街々に出回っている訳です。

↓少し様子を視ていると次第に日が高くなり、街の側も明るい感じになって来ました。
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↑色々な煙突の煙も目立ち始め、「休日の朝」という風情で静かな街も「目覚めようとしている」という趣きです。

昨シーズンは「雪が多い」という感じがしたのに対し、今シーズンは「雪が少ない」という感です。他方、今季は酷く冷えています。

“コレクターズアイテム”…:<アジアの子ども達 サハリン2019>(2019.02.14-15)

このところ、少し話題になっていることが在りました。

ロシア語で「мороз」(マローズ)と呼び習わされるような厳しい寒さ、早朝の日が高くなる前には氷点下25℃やそれ以下になっているという最中、「何だ?あれは?!」という程度に大勢が朝から行列を作っている場所が在るというのです。

噂を聞き付けて「一寸調べた…」という方が教えてくれたのですが、地元のニュースサイトに写真が掲載されていました。

↓記事そのものはロシア語ですが、夥しい数の人達が何やら集まっている様子がよく判ります。
>>Охотники за значками игр "Дети Азии" устроили давку в "Победе"

開催されている<アジアの子ども達 サハリン2019>の期間中、ロシア国内外の方々からやって来た皆さんにサハリンの様子等に親しんで頂こうと、<サハリン州郷土博物館>、<A.P.チェーホフ 『サハリン島』 文学記念館>、<戦史博物館>等のミュージアム関係の施設は「無料開放」となっています。殊に競技に参加する選手の皆さんの多くは、日本の中学生や高校生位の年代に相当する皆さんが多いので、何かの合間にこの種の施設を訪ねる機会が在れば、色々と学ぶことも多いのだと思います。また、選手達のコーチや選手団関係者等の大人でも、サハリンに個人的な縁が深いのでなければ、各種のミュージアムで地域の事に触れるのは興味深い筈です。

今般の<アジアの子ども達 サハリン2019>のような「青少年が集う催し」に際して、公立の各種展示施設を「開放」というのは、なかなかに素敵なアイディアだと思ってこのニュースに触れました。

しかし「夥しい数の人達」が集まっているのは、ミュージアムを見学しようということでもないのです。

<アジアの子ども達 サハリン2019>の開催を記念し、<SAKHALIN2019>という文字が入った、「限定非売品」のピンバッジが製作されました。「開放」のミュージアムで、そのピンバッジを「朝から無料で配布」ということになりました。それを求める人達が非常に多く集まったのです。恐らく、<アジアの子ども達 サハリン2019>の関係者よりも「ピンバッジ!」という地元の皆さんの割合の方が高いと見受けられます。上記の記事に在る写真には、<戦史博物館>の入口辺りや、<サハリン州郷土博物館>の門前の様子が在るのですが「あの場所に、あんなに多くの人達が集まっているのは、記憶に在る限り、全く視たことがない…」という状況です。

<アジアの子ども達 サハリン2019>の期間中、毎日のように決められた数を配布しているということで、「自分も欲しい!!」と並んでみたという方が在りました。よく冷えている中で少し早くから大勢並んで、「開門になると走って入口に殺到!」という中で並んで、ピンバッジを入手したそうです。

↓ピンバッジを見せて頂きました。許可を頂いて写真を撮って、ここで御紹介させて頂くということにしました。
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↑これは「サハリンのシンボル」とされる海獣の画です。<SAKHALIN2019>という文字も入っています。

↓これは「海の幸の王国」というサハリンの側面をイメージしたモノで、イクラをパンに載せた前菜です。
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↑ここにも確り<SAKHALIN2019>という文字が在ります。

こういう「限定非売品」のピンバッジというのは、典型的な“コレクターズアイテム”かもしれません。殊更に冷えていた<アジアの子ども達 サハリン2019>の記念品ということで、入手された皆さんにとって、「殊に大切な記念品」ということになるかもしれません。

それにしても、このピンバッジの配布に多くの人達が集まる様子を視て、「この種のモノが何となく思う以上に高い人気」と少々驚きもしました。
posted by 稚内市サハリン事務所 at 12:52Comment(0)話題