何処かを訪ねる時、近隣の「少し目立つモノ」を話題にするという場合がよく在ると思います。それはユジノサハリンスクでも余り変わりません。
例えば「○○通と△△通が交差する辺りで□□というのが視える側に進むと、△△通のXXX番というのが在るから…」とか、「○○は判るね?その直ぐ右隣だ…」というような具合で、ユジノサハリンスクでも「近隣の目立つモノ」がよく話題になります。
稚内市サハリン事務所の場所を示す場面でも幾つかそうした「近隣の目立つモノ」が在ります。
↓そういうモノの一つに消防署が在ります。

↑大きなモザイク画が壁面に在るので、「大きな画が在る消防署」とでも説明すると、多くの皆さんに判ってもらえます。
この壁面に画が視える辺りですが、平日は消防署や近隣に用事が在る人達が車輛を停めている場合が多く、壁に近付いたり離れたりしながら写真を撮ってみるには具合が好くありません。偶々、休日に通り掛かると駐車中の車輛が殆ど無く、「これは按配が好い」と壁画の写真を撮ってみました。
↓モザイクの壁画に近寄って見上げてみました。かなり大きい感じです。3階建と見受けられる消防署庁舎の高さ一杯のような、非常に大きな画です。

↑画は、危険な火災現場に入る消防士達の活躍の様子で、メインになっているのは「乳幼児を危険な現場から救出する消防士」です。
消防署の辺りで、時々消防車が庁舎前に出ていたり、装備品が出ている場合が見受けられるのですが、消防隊員が現場で着用するのは壁画に在る黄色味を帯びた服です。署に出入りしている関係者の皆さんの多くは、普段は緑系の作業服風なユニフォームを身に着けています。
この画ですが、「目立って目印になる」というモノで目が向く機会も多いのですが、「乳幼児を危険な現場から救出する消防士」という様子に、「最も力が弱い人達を真っ先に助ける、消防隊員の気概や矜持」のようなものが滲む感で、何時も「好い画だ!」と思いながら眺めています。
建物の壁にモザイク画を施すというのは、寧ろソ連時代にポピュラーであったようです。近年は余り無いようです。