「図書館で午後10時開演?」:<ビブリオノーチ2018>(Библионочь2018)のジャズライヴ(2018.04.21)

ユジノサハリンスクでは、色々な場面で音楽演奏を聴く機会が在りますが、「図書館で午後10時開演のライヴ」と言われると「?!」という感じがしてしまいます。

図書館に関しては、利用し易いように「少し遅めの時間帯まで開ける場合」が考えられるにしても、「午後10時」というのは「やや考え悪い?」ように思える時間帯です。

ユジノサハリンスクの、嘗ての<北海道拓殖銀行>の建物を活かした美術館の隣りに在る州立図書館には、催しを行うホールが在って、一度「落語の公演」を観に行ったことも在りましたが、音楽演奏にも利用されている場所です。が、「午後10時開演」というのは不思議です。

4月21日、ロシア全土で催される催事だったということですが、<ビブリオノーチ2018>というモノが催されました。「ビブリオノーチ」というのは造語で「図書館ナイト」という程の意味合いだと思われます。夕方から深夜まで図書館を開けて、講演会、展示会、その他の催しを行おうという文化行事なのです。

サハリンでも、ユジノサハリンスク市内の稚内市サハリン事務所近隣に在る州立図書館で<ビブリオノーチ2018>が催されていましたが、他の街の図書館でも催されていたようです。ネベリスク市の図書館では、サハリンで<草月流生け花>の活動をされている方を招いて、生け花教室を催したというような話しが聞こえて来ました。

「図書館で午後10時開演のライヴ」という話しですが、出演するのが、筆者が気に入っている<Absolute Jazz Quartet>(アブソリュート・ジャズ・カルテット)であるということで情報が流れて来て、「これは!?」と思って足を運んだのでした。

↓スッカリ暗い時間帯ですが、なるほど図書館の中は煌々と灯りが点いています。
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↓図書館に入ってみれば、<ビブリオノーチ2018>の様々な催事の案内が掲出されていました。
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↑「17:00 - 01:00」と、夕方から深夜までの日程がギッシリと記載されています。

↓本当に午後10時前にメンバーがステージで準備をしていて、一旦退いて、開演時刻になれば図書館の職員の方らしい司会が登場して開演を告げると、4人のメンバーがステージに現れました。
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↑ギター、ドラムス、ベース、そして供えられた大きなピアノの陰で演奏者が見え難いのですがピアノと、“カルテット”が演奏を披露します。

彼らは新旧の様々な曲を、彼らなりのアレンジで楽しそうに演奏していました。かなり派手なドラムソロが入ったり、「ノリノリ!!」というギター演奏が非常に愉しめました。

1時間程の演奏をしていましたが、「えっ?1時間も経った?」という感でした。場内に居た多くの人達がそういう感だったようです。アンコールを求める拍手が鳴り止まず、グループのリーダーでギターのドミトリー・カプスチュークさんは「何方も…お帰りにならない?!では…」とアンコール演奏を始めました。

アンコール演奏は2曲で、ライヴの終了は午後11時15分頃でした。

文化活動の場、文化発信の場としても図書館を盛り立てるというこの<ビブリオノーチ>は、近年、毎年のように行われているようです。

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