↑60ルーブルで売られていました。ロシア国内で製造されているミネラルウォーターの1リットルや1.5リットルのペットボトルと大差が無いような、かなり手頃な価格だと思いました。
↓開けてみると、こういうような様子でした。
↑“絵札”が美しいと、少し眺め入ってしまいました。
アルファベットが入った札は以下のような呼び方になります。
«В» = «J» — Jack = Валет(ヴァリェト)
«Д» = «Q» — Queen = Дама(ダーマ)
«К» = «K» — King = Король(カローリ)
«Т» = «A» — Ace = Туз(トゥーズ)
キングの«K»がロシア語で«К»なのは「そっくり」なので驚かない、または「ロシア語であることに気付かない」かもしれません。クイーンの«Д»は「何?これ?」という感です。更にエースが«Т»で、ジャックが«В»なのは「どういうことだ?!」と酷く驚くかもしれません。
序でに言えば、「クラブ」が「Трефы(トレフィ)」、「ダイヤ」が「Бубны(ブブヌィ)」、「ハート」が「Червы(チェルヴィ)」、「スペード」が「Пики(ピキ)」ということです。
こういうことを話題にすると、かのプーシキンの小説に『スペードの女王』という題名の作品が在ったことを思い出しました。原題は<Пиковая дама>(ピコーヴァヤ ダーマ)というそうです。上述の「スペード」の「Пики(ピキ)」が形容詞になって、「クイーン」の「Дама(ダーマ)」と繋がっている訳です。
それは結構なのですが、このトランプは「何か妙?」な感じがします。
実は入手して持ち帰る段で、「箱が“薄い”のではないか?!」と思っていました。そしてゆっくりとモノを視ると、通常の「13枚×4=52枚」のトランプではなく、「9枚×4=36枚」になっていたのでした。
「9枚」の内容は、上述のエース、ジャック、クイーン、キングの4枚に、「6~10」の5枚です。これが4組で「9枚×4=36枚」なのです。
これは「2~5」を取り除いて、9枚の組を4つにした36枚でプレイする<Дурак>(ドゥラーク)という、ロシアでは非常にポピュラーなゲームのために、敢えてこういう型で売られている代物だということです。
一寸面白いと思いました。
この記事へのコメント
中林20系
最初はニセモノを掴まされたと息巻いてたものの、これは現地でポピュラーなゲーム用のものだということを知って、そうするとポーカーでは揃いやすい役が変わってくるから役の上下関係を替えて…そういう話でした。
稚内市サハリン事務所
何時も御覧頂き、ありがとうございます。
「9×4=36枚」でプレイするというゲームがポピュラーな国々では、「最初からその状態」でトランプを売っているというのは、これまで知りませんでした。正しく「所変われば…」というように思いました。
「36枚」に関しては、店のケースに並んでいて「これをお願いします…」という具合に求めたので、最初は全然気にしていませんでした。飽くまでもカードの絵に惹かれたのです。