雨上がりのライラック(2018.06.27)

最近は他所の機関の方等と通信のやり取りをする場合、「ハッキリしない天候が続いていますが…」というような言葉が出る場合が多々在ります。

6月前半には俄かに暑くなったユジノサハリンスクですが、そういう状態から気温が下がってしまって以降、「曇りがちで雨が交じることも多い」ように推移しています。そういう状態なので、「北国の空の素晴らしい蒼」というような色合いが遠ざかってしまっているように感じます。

夕刻から夜に雨が断続したような翌朝、「雨上がり!」という感じに「雲の切れ間の青空に光が溢れる…」という具合にならない場合の方が多いような昨今です。相変わらずの冴えない曇天で、「昨日の雨は?上がっている…降っていないから、濡れずに済んで好いかもしれない」という具合に過ぎません。

↓そういう、濡れずに済むのが好いという以上でも以下でもない状態の雨上がりの朝、劇場の<チェーホフセンター>に近い緑地を通り抜けようとして足を停めました。
ライラック (1).jpg
↑ライラックの花に、雨の滴が付いていて、何かしっとりとした艶やかな雰囲気を醸し出しています。

こんな様子を視て、梅雨の時季に日本国内で注目される紫陽花を何となく思い浮かべました。勿論、全然種類が違う花ですし、趣も大きく異なるとは思うのですが。

紫陽花と言えば、「欧州で恐らく初めて、間宮林蔵の樺太探検に自著で言及」と考えられる、医師で博物学上の事績も残したかのシーボルトが愛した花であったと伝えられています。長崎に滞在したシーボルトは、お滝という日本女性との間に娘を設けますが、その愛した女性の「お滝さん」が転訛した「オタクサ」という名で紫陽花を欧州に紹介したそうです。

↓話しが逸れましたが、緑地のライラックは、花盛りを少し過ぎてしまった感です。「ハッキリしない天候」の下、少し濃い緑ばかりが目立つ感の緑地です。
ライラック (2).jpg

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