↑箱の上のピカピカ光る大きな文字、画のやや右手前の箱の側面の赤い文字は<С Новым Годом>(ス ノーヴィム ゴーダム)で「新年の御祝いを申し上げます」という意味です。
画の左側、箱の赤い部分の側面に「Сахалинский кондитер」(サハリンスキー コンディーチェル)と、ユジノサハリンスクに在る製菓会社の名が在ります。
↓箱の裏です。
↑左側にロシア語、真中辺りに英語で製品の内容物等の説明が在ります。
この<С Новым Годом>(ス ノーヴィム ゴーダム)は「年末年始仕様」のチョコレート菓子ということになり、毎年のように販売されているようです。
こうした「年末年始仕様」のチョコレート菓子は、家庭等で頂く他、個人や事業所が年末年始の挨拶に際して親しい相手に贈るというような用途でも用いられます。昨シーズンもこういうモノを視掛けましたが、今シーズンも出くわし、「“御歳暮”という感じか?」と興味を覚えました。と言って、“御歳暮”という程に肩肘が張っているのでもなく、親しい間柄で互いの家やオフィスを行き交う中で「御菓子も在りますから、好かったら上ってくださいね…」という、よく在りそうな場面の延長線上のような、もっと打ち解けて日常的なモノのように感じられます。
↓箱の中身のチョコレート菓子です。
↑「サハリンの土産」というのか、「ロシアの土産」ということでよく見掛けるような感じで、年末年始仕様の“限定品”というような訳でもない感じです。
一見すると「チョコレートの塊?」というようですが、フカフカに柔らかいモノを薄いチョコレートで包んだような菓子です。試食しましたが、「サハリンの土産」或いは「ロシアの土産」ということで、何度も頂いた経過が在る「普通」なモノでした。箱が少し特別なデザインなので、「どういう感じの中身?」と思いましたが、何となく馴染んだ、「柔らかい中身の甘さにチョコレート味が加わる」という、この種の菓子によく在る感じです。
この種のモノは、サハリンの製菓会社だけではなく、方々で製造されているようで、ユジノサハリンスク市内の店でも色々なモノが売られているのを視掛けます。価格帯も様々ですし、箱の大きさ(中の菓子の数)も色々です。
写真の<С Новым Годом>(ス ノーヴィム ゴーダム)を製造しているという「Сахалинский кондитер」(サハリンスキー コンディーチェル)という会社は、樺太時代の1930年代に建った製糖工場の建物を利用していて、1967年から製菓会社として活動しているそうです。
ユジノサハリンスクでは、概ね12月下旬から1月上旬まで、こうした「年末年始仕様」なデザインが施されたモノが出回っているような感じです。
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