<Алтай Хан>(アルタイ・ハン)=ロシア国産のビール(2018.07.11)

ロシアで「仲間が集まって、料理を楽しみ、呑みながら歓談」とでも言うと、「ウォッカを呑む?」とイメージされるかもしれません。が、近年は「ウォッカが登場」という場面が少な目になっているような印象が在ります。

「仲間が集まって、料理を楽しみ、呑みながら歓談」ということにでもなれば、出て来るのはビール、ワインが多い感じです。勿論、ウォッカも在りますが、寧ろ各種のカクテルを好まれる方が何となく目に付いたり、ブランデーやウィスキーを好まれる方が目立つような場合も在ります。

ビールに関しては、「呑みながら歓談」に限らず、「食事の際の飲物」というようなモノとしてもポピュラーです。

↓食事に寄った店で、ビールが売られていたので試してみました。
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↑ロシア国産のビールです。サハリン州内で製造されているモノには、「鮮度!」を売りにペットボトルに入れて消費期限を短く限定しているモノも見受けられますが、広く方々に出荷されている製品は、画のモノのような硝子のボトルに詰められているか、缶ビールになっています。

<Алтай Хан>(アルタイ・ハン)と名付けられた画のビールは、アルタイ地方の工場で製造されているそうです。アルタイ地方というのは、西シベリアの南寄りに在る地方で、南側の境界が「ロシアとカザフスタンとの国境」になっている地域とのことです。

こういうような「どういう地域で造られて、サハリンにやって来たのか?」というような、様々なビールを視掛けます。ビールは嗜好品で、呑む方によって好みがハッキリと判れますから、ビールを供する店では大概は複数の種類を扱っています。

この<Алтай Хан>(アルタイ・ハン)を頼んだ店でも、ロシア国内外のブランドの色々な種類のビールが扱われていますが、ロシア国産ビールは価格的に手軽です。

この<Алтай Хан>(アルタイ・ハン)は500ml入り一本が150ルーブルでした。対して、500ml入りのコーラは110ルーブルです。店のオリジナルのグラスに入ったレモネードや、ジュース類は180ルーブルから210ルーブル程度です。そういうように考えると、「ビールは手頃な飲料」と言うことも出来ます。

500ml入りのビールが150ルーブルであったというのは、カフェの店内で頂く時の代金でしたが、スーパーの酒売場等で求めると「100ルーブルで釣銭」というような感じで500ml入りのボトルは求められます。かなり気軽ですが、と言って近年の規則では、街中の戸外等で“酒類”であるビールを飲むことは原則禁止です。その辺の通でビールを呑んでいると、警察官に職務尋問されて処罰を受けるということも在り得ます。

更に列車や飛行機などでは「持ち込んだ酒類を車内、機内で呑むことは原則禁止」となっています。

現在でもテレビ放映されている場合も在る、少し前のドラマ等では、飛行機に乗った劇中人物が手持ちのボトルをグイグイ空けていて、何やら妙なことを仕出かすという“お笑い”の描写が見受けられます。実際に、そういう描写のようなことも時々見受けられたそうですが、現在では「禁止」の旨が出発する前に機内放送で確りと告げられます。過日利用したロシアの航空会社の便の機内でも、そういう放送を聴きました。

ところで、この<Алтай Хан>(アルタイ・ハン)と名付けられた画のビールですが、日本国内でも視掛ける割合が高い、明るめな色のスッキリしたビールで、なかなかに呑み易い感じのモノでした。肉を使った料理にマッチする感じでもありました。

「カスタマイズ」も可能なハンバーガー(2018.07.05)

近所にハンバーガーを主体にする店がオープンして、立寄ってみて、「言葉遊び」で不思議な名前が付いたハンバーガーを頂いてみたということをこのブログで御紹介しました。

>><PRO100БУРГЕР>は何と読む??(2018.06.12)

<PRO100БУРГЕР>の「PRO100」は、「普通の」というような意味合いの「просто」(プロスタ)と読ませ、<PRO100БУРГЕР>(プロスタブルゲル)と呼ぶ「普通のハンバーガー」という代物でした。

こういうハンバーガーに関して、野菜類や調味料や、更にはハンバーグまで、有料で追加出来る“オプション”が在ることが判り、最近はそういうのを御願いしてみることが在ります。「普通の」というような意味合いの「просто」(プロスタ)が、「あなただけの特別なモノ」になる訳です。

↓ハンバーグを追加で「ダブル」にしてみたモノです。
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↑ハンバーガーを2つ求めるより安価ですが、殆ど「2つ頂いてしまう」のと大差が無いような満足度ということになります。この店のハンバーグは、ロシア国内では一定の高い評価を受けている牛肉が使われているというように聞きます。

日本国内でも、この店のようなハンバーガーを供する店は多々在ります。

インターネットの検索で「美味いハンバーガー店 〇〇」(〇〇に方々の大都市圏の名前等を入れる)というように検索すると、沢山のウェブサイトの例が見受けられます。

そうしたウェブサイトに写真入りで紹介されているようなハンバーガーを視る限り、上記のユジノサハリンスクの店で頂くことが出来るモノと然程差は在りません。

更に、筆者はそういうウェブサイトに出ている各地のハンバーガーの店に関して、極々限られた数ではありますが、実際に立寄ってハンバーガーを頂いてみた想い出も在ります。勿論、店毎に各々の美味しさは在って甲乙は付けられませんが、それらとユジノサハリンスクの店のモノを比べて、どちらも互いに遜色は無いように思えます。

ユジノサハリンスクでは、「全然知られていない、出回っていないようなモノが多用されている」というような特殊な料理でもない限り、日本国内や他の国や地域で頂くことが叶いそうなメニューであれば、「他の国や地域と何ら変わらないようなモノが普通に頂くことが出来る」という状態に在るように思います。要は「何でもそれなりに揃う」のです。

それにしても、ここで話題にしたハンバーガーのようなモノは個人的に好きで、思わず「記念写真」を撮ってしまい、後から写真を眺めて「あれが好かった…」とまた頂こうと、食事の時間帯になると出掛けてしまいます。

<PRO100БУРГЕР>は何と読む??(2018.06.12)

6月のユジノサハリンスクは、「プラス20℃超」という状態が続いた後、「プラス10℃程度」に気温が下がり、<ロシアの日>の連休は少々肌寒い感でした。

そういう中、5月末に近所でオープンしたハンバーガーを主体にする店に立寄ってみました。

写真が入ったメニューを視ながらカウンターで注文して支払いを済ませると、レシートに受付番号が書き込まれ、料理が出来ると番号を呼ばれるのでカウンターで受取り、席で頂くか持ち帰るという仕組みになっている店です。

オープンして日が浅いので、昼食時間帯等は酷く混み合っている感ですが、大概は「適度に賑わっている」というような感です。

そんな店に寄り、メニューの中に<PRO100БУРГЕР>という295ルーブルのモノを見付けました。

ロシア語でハンバーガーは「БУРГЕР」(ブルゲル)です。「バーガー」(burger)をロシア語のアルファベットで書いて、そのまま読んでいる訳です。

「БУРГЕР」(ブルゲル)は判りますが、「PRO100」は「?」という感じです。

「PRO」はロシア語であれば「ПРО」(プロ)です。「100」は「сто」(スト)です。とすれば、「PRO100」は「普通な」とか「単純な」というような意味になる「ПРОСТО」(プロスタ)のことかもしれないと考えました。

で、カウンターの店員さんに「プロスタブルゲル」と頼んでみれば、店員さんは大きく頷き、無事に頼むことが出来ました。

↓出て来たモノはこういう具合でした。
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↑本当に「普通なハンバーガー」という具合です。脇に小ぶりなピクルスが添えられているのが、「何となくロシアの好み?」というように思えました。

ロシア語の世界では、この種の「言葉遊び」は存外に見受けられます。<PRO100БУРГЕР>というメニューの文字を初めて視た時は驚きましたが、「プロスタブルゲル」と確り覚えました。美味しいビーフのハンバーグに野菜とチーズというオーソドックスな感じが非常に好いので気に入りました。

因みに、ハンバーガーに入っているハンバーグですが、ロシア語では「котлета」(カトリェタ)と呼ぶ場合が多いようです。

この<PRO100БУРГЕР>(プロスタブルゲル)の店で別なメニューを御願いしようとした時、「これはどういうモノ?」と尋ねると、店員さんが「котлета」(カトリェタ)という語を使いました。日本国内のファストフード店で、トンカツやチキンカツをパンに挟んだモノが在るので、「котлета」(カトリェタ)と聞いて「そういう類?」と一瞬思いました。が、以前に「宗谷黒牛の肉でハンバーグ」という話しになった場面で、サハリンの方がハンバーグのことを「котлета」(カトリェタ)と呼んでいたことを直ぐに思い出した訳です。

モノ自体の呼び名、中に入っているモノの呼び名は「所変われば…」ですが、美味しいハンバーガーは何処でもなかなかに人気です。

<シャワルマ>を想わせる<ロール>(2018.06.08)

住まいの近所に、ボリュームが在るサンドイッチを愉しむことが出来る24時間営業のカフェが在り、相当な頻度で朝食に立寄ります。

査証手続に関する一時帰国で暫らくユジノサハリンスクを離れた後に寄ってみれば、顔馴染みな店員さんに「そう言えば暫らく視掛けないので、“どうしたのかな?”と話していましたよ」と話し掛けられる場合も在るような頻度で立ち寄っています。

「例によって…」という按配で立ち寄ってみれば、フランチャイズの本部関係の場所から送られて来る材料の到着が遅れ、何時も御願いしているパンを使ったサンドイッチが一時的に品切れになってしまっているということでした。店員さんは「今は“ロール”を御提供しています」と言うので、「そう言えば、それは頂いてみたことがなかった」と御願いしてみました。

↓出て来たのはこういうモノでした。
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↑小麦粉の薄い皮でタップリな具材を包んだモノです。

↓一寸割ってみれば、溢れてしまいそうな具材が入っていて、なかなかに好い感じです。
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普段は、ハム類かソーセージを選んで、レタス、トマト、タマネギ、ピーマン、ハラペニオをパンにはさんでもらって、そこに調味料を入れます。が、“ロール”ということになると、同じような具材や調味料を、薄い皮で包んでくれる訳です。

パンを使うモノより少し軽い感じですが、具材の密度感が高まる感じで、なかなか美味しく愉しく頂きました。

食後に店員さんに「これは初めてだったが、なかなか美味しかった。他所の方々で売っている“シャワルマ”というモノに似ていると思った」と言ってみれば、店員さんは笑みを浮かべて「そうです。“シャワルマ”風だと人気が在ります。またよろしくお願いします」と応じてくれました。

ユジノサハリンスクでは、或いは広くロシアでそうなのかもしれませんが、“シャワルマ”というトルコ等の中近東に起源を有するファストフード的な食べ物が人気です。日本国内でも“ケバブ”や“シャワルマ”が売られている例を視掛けます。手近な場所では、稚内の北門神社祭の出店の中に売っている例が在ったと記憶しています。

“シャワルマ”ですが、ロシア語では「Шаурма」と綴り、“シャワルマ”というより“シャウルマ”と呼ばれています。

“シャウルマ”はトルコ等で見受けられる“ケバブ”と呼ばれるグリル肉と野菜や調味料を小麦粉の薄い皮で包むモノです。ユジノサハリンスク市内に限らず、サハリンの他の街等でも売られているのを視掛けます。

他方、この包むことに用いる薄い皮がスーパー等でも売られていて、家庭で好みの肉類や野菜類を調味料と合わせて巻くように包んで頂くというのもポピュラーなようです。スーパーでその「薄い皮」を買い求めている方を視掛けて、「あれは何?」と思ったのでしたが、「肉や野菜の手軽で美味しい食べ方」としてポピュラーな方法のために売られていた訳です。実は昨年、船でクリリオン岬を観に行くツアーに参加した経過が在りましたが、その時の参加者でこの「家庭で好みの肉類や野菜類を調味料と合わせて巻くように包んで」という「自家製シャウルマ」をお弁当に持って来ていた方が在って、「あの不思議に思えた“薄い皮”はこういう具合に使うのか…」と知った訳です。

こういうような具合に、「全くの偶々」で存外に面白いモノに出くわすことも在るものです。

茶=甘味料??(2018.04.25)

日本国内に在って、「何か飲みたい…」とペットボトルの飲料等を求める場合、「ストレートティー」等と呼ばれるような、紅茶、緑茶、その他の茶で「甘味料が特段に加えられていないモノ」を求めることが多く在ります。

↓ユジノサハリンスク市内の店でも、ペットボトルの飲料で“茶”は見受けられます。
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↑日本国内でも見かける場合が在る「Lipton」のマークが入ったモノも在ります。

↓中身をグラスに注いでみればこういう感じです。とりあえず「緑茶」ではあります。
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↑「緑茶」ということなのですが、甘味料が加わっていて、ライムかレモンの香りも入っています。

こういうのが冷蔵ケースに入っていたり、常温の普通の棚に並んで売られています。これは常温のモノを住まいの冷蔵庫で冷やしてから頂いたのでした。

「緑茶」と聞けば、「特段に何かが加わっているでもない茶」を半ば条件反射のように思い浮かべますが、ユジノサハリンスクではその種のモノは視掛けません。99%―何処かに違うモノが在るかもしれないので100%とは敢えて申し上げません。―、甘味料が入っています。

「ティーバッグと湯で茶を供する」という場面で“グリーンティー”(緑茶)と称するモノが登場する場合が在ります。そういう場合でも、砂糖が付いてくる場合が99%です。

稚内にサハリンの人達が来た場合、「ストレートティー」等と呼ばれるような、紅茶、緑茶は「少々不評」な場合が多い感です。それであれば、普通のミネラルウォーターの方が喜ばれます。“茶”と名が付くモノに関しては「甘味料入り」の方が好評な場合が多い感です。

この種の一寸したモノを介して、「多少違う嗜好」というようなことに気付くというのも、国外に滞在する場合の面白さのような気がします。

クレープ“シーザー”=ブリヌィ(2018.04.28)

「ロシア流なクレープ」という感の“ブリヌィ”というモノが在ります。

ユジノサハリンスクのカフェ等でも、色々な頂き方をする、この“ブリヌィ”が供されます。

↓こういうモノがあります。
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↑何かが巻かれた状態で、マヨネーズに何かを加えたソースが少しお洒落な感じで点いています。

↓一緒に出て来るナイフとフォークで切ると、こういう具合で中身が視えます。
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↑“シーザー”と名付けられ、「シーザーサラダの具材」ということになる、野菜やチキンがクレープのような“ブリヌィ”に巻かれています。

ユジノサハリンスクを少し離れると、こういうような「さり気ないモノ」を不意に思い出すことが在ります。

「ロシア国旗?」なアイスクリーム(2018.05.09)

時々、近所のスーパーでアイスクリームを求めます。スッキリとした感じ、シンプルな味わいの、なかなか悪くないロシアのアイスクリームが色々と在ります。

↓こんなモノを求めました。400ルーブル前後で売っている、800mlとボリュームが在るアイスクリームです。
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↑箱の中に3種類のアイスクリームが詰まっているモノです。

3種類の組み合わせに幾つか在って、よく視掛けるモノなのですが、これは「少し特別なバージョン?」というように見受けられます。3種類のアイスクリームをカップに盛っている画ですが、カップが何となくサッカーボールの柄です。そして「勝者のために!」等という字も視えます。

↓開けてみればこういう具合で、一寸笑ってしまいました。
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↑「サッカーのワールドカップに登場するロシア代表を応援」ということなのでしょう。白、青、赤のロシア国旗が3色のアイスクリームで表現されていました。意外に「よく出来ている…」という感です。

白はナチュラルなクリームです。青は“ブラックカラント”または“カシス”と呼ばれる甘酸っぱい感じの味です。赤は甘い“ストロベリー”です。

こういうアイスクリームですが、寧ろロシアのチームと対戦するチームの関係者が「ロシア…彼らに負けるな!食ってしまえ!」という具合にワイワイとみんなで突いて食べるというようなことになるかもしれないと、変な想像もしてしまいました。

“オリヴィエ・サラダ”(Салат Оливье)=「ロシア風サラダ」とも言われる定番を「お持ち帰り」で… (2018.05.09)

「ユジノサハリンスクに滞在中」というような話題になれば、「さぞかし日本国内と様子が違うのであろう」というように思われるのかもしれません。が、住まいの近所のスーパーに「惣菜コーナー」が在って、「何となく部屋で摘まむモノ」を求める場面が多々在ります。そういうようなことを時々、或いはそれなりの頻度でやるというのは、ユジノサハリンスクに在る時も、地元の稚内に在る時でも、国内の出先の街に在る時でも大きな差は在りません。(国内の出先の街では、所謂“デパ地下”を利用してみる場合も在って、スーパーとは雰囲気が変わることも在りますが。)

ユジノサハリンスクのスーパーで、惣菜に類するモノは「量り売り」がポピュラーです。店頭で係の方に「○○を御願いします」と申し出て、容器に入れてもらいます。必要な量に至ったという時点で計量し、機器から「100グラムXXルーブル」から算出される代金とそのバーコード等が記されたシールが出て来て、容器に貼り付けられます。それをレジへ持って行って精算するのです。

↓こういう具合に、容器に入れられて、シールが貼られて、ラップで包まれたモノをレジ袋に入れて持ち帰るようなイメージです。
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↑近所の店で「100グラム=58ルーブル」ということで売りに出ていて、「三百数十グラム」が画の容器に入るので「250ルーブルで釣銭」というような価格帯です。気分的には「500円ワンコインで一寸摘まむモノを求める」という感です。これを求めようと店に寄れば、容器に入れてもらう場面で一寸した“順番待ち”も生じます。他のサラダ類も価格はそれ程変わりませんから、「概ね地元消費者に受容れられている価格帯」のように見受けられます。

“オリヴィエ・サラダ”は、ロシア国外で「ロシア風サラダ」と言われる場合も在るらしいです。ロシアでは大変にポピュラーなものです。ユジノサハリンスク市内のスーパーに在る惣菜コーナーで「サラダの類」が売られていれば、大概はこの“オリヴィエ”が在ります。更に言えば、「所謂“オリヴィエ”?○○が加わった?」と見受けられるバリエーションらしきモノも色々と見受けられます。

“オリヴィエ”というのは「フランス語?」と思って調べてみたのですが、これは人名です。19世紀後半にモスクワで、裕福な商工業者が盛んに出入りして大繁盛した高級フランス料理店の料理長だったベルギー人、リュシアン・オリヴィエの名に因むのだといいます。オリヴィエが創り出したサラダは大変な人気であったそうです。

オリヴィエが創り出したサラダは大変な人気であったということでしたが、彼が精確なレシピを特段に伝えていなかったため、何時の間にかこの料理は流行らなくなったようです。それがソ連時代になって「オリヴィエが居た店での勤務経験が在る」と称する料理人が「“オリヴィエ・サラダ”はこういうモノだった」として“首都風サラダ”なるモノを売り出しました。そういう契機が在って、“オリヴィエ・サラダ”は「ポピュラーなサラダ」になって現在に至っている訳です。

「19世紀後半の…」という起こりが語られることは在りますが、実質的には「ソ連時代から一般化しているメニュー」という感でもあると見受けられます。

“オリヴィエ・サラダ”は、ジャガイモが使われるサラダです。“マッシュポテト”のようなモノではなく、小さくサイコロ状に刻んだジャガイモが使われます。他の野菜や肉類等も、概ね小さなサイコロ状の刻み方をしています。そうした材料を合わせて、マヨネーズ等で和えるのです。

↓容器を開けてみると、こういう感じです。こういうモノを「作る」となれば、「手軽?」なように視える他方で、野菜を細かく刻むので「存外な手間」かもしれないと思えます。
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↑他の料理やパンと一緒に頂くのにも、「ビールの肴」のように頂くのにも好適な感じで気に入っています。

実質的には「ソ連時代から一般化?」と見受けられる「ロシア料理」という感の“オリヴィエ・サラダ”ですが、「起こり」は「ロシアのフランス料理店だったらしい」という代物です。そして考案者が「ベルギー人の料理人」だったようですが、主に国外で「ロシア風サラダ」と言われ、何時の間にかその言い方が“逆輸入”されて、ロシア国内でも一部に「ロシア風サラダ」とこのメニューを紹介している場合さえ見受けられます。

「スーパーで求める惣菜」というような、極々身近なモノに関して考えてみると、話題が際限無く拡がる感です。

<サーモンロール>(2018.05.01)

ユジノサハリンスク滞在の中、何処かの店へ食事に寄ることも多いのですが、近所のスーパーの総菜コーナーで何かを買い込んで、住まいでそれを頂くということも多く在ります。

こういうような食事のパターンは、考えてみれば稚内に居る場合も、日本国内の他地域に出た場合も然程大きな差が無いような気がします。

↓近所のスーパーの惣菜コーナーでこういうモノを見付けました。
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↑日本国内で視掛けるモノと、外見的に大差が無い感じの海苔巻です。

ユジノサハリンスクに限らず、コルサコフやホルムスクでも<ロール、スシ>という看板を掲げた店は視掛けます。寿司に関して、サハリン辺りでは“巻物”、或いは「欧米諸国でアレンジされたモノが伝わった“ロール”」がポピュラーなように見受けられます。スーパーの総菜コーナーでも、そういうモノを「手軽に御家庭で…」ということで、こういうように売られているのでしょう。

スーパーの総菜コーナーでは、「或る程度の範囲で、決まった量がパックされて、一律の価格」という売り方ではなく、「量り売り」が主流です。係の人に御願いして、容器に惣菜を詰めて頂き、量って料金が算出される仕組みの機器からシールが出て来て、それが容器に貼付されます。レジへ持って行けば、そのシールのバーコードを読み込んで精算するのです。

この巻き寿司も「量り売り」な方式で、パック毎の若干の重量の差異を反映して、価格も各々に違います。日本国内のスーパーで視るような「一律XXX円」ではなく、片方が200ルーブルで、隣りは190ルーブルで、もう一つ在る同じモノが195ルーブルというような具合になっています。

幾つか在ったのを眺めて、190ルーブルのモノを求めました。何となく醤油も付いていて、日本国内のスーパーで求めるこの種のモノと比べて、大きな違和感は在りませんでした。

↓パックを開けるとこういう具合です。
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巻かれている魚の種類は然程気にせずに求めましたが、ロシアでは人気が高いらしいサーモンでした。

序でに言えば、別な機会にも同じ店で同じモノが売っていたのですが、その時は夜の8時近くでした。そうなると、パックに赤いシールが添付され「本日中にお召し上がり下さい。 -25%」となっていました。試しにそれをレジに持って行けば、バーコードを読み込んだ時点で「25%オフ」になりました。

「ユジノサハリンスクに滞在中」というような話題になれば、「さぞかし日本国内と様子が違うのであろう」というように思われるのかもしれませんが、こういうような「スーパーの総菜コーナーでパックの巻き寿司を何となく求める」というような場面では、「違い」という程に大きな差異は無いような気がします。

“クレープ”≒“ブリヌィ”(2018.04.30)

↓休日にカフェに道草で、こういうモノを頂きました。
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↑中身は刻んだバナナとチョコレートシロップです。

「“クレープ”または“ブリヌィ”」と呼ばれていました。

“ブリヌィ”と言えば、ロシアでは伝統的なモノで、デザートのようにも頂くモノです。そのまま、蜂蜜やジャムを点けて頂くというようなイメージが強いモノですが、こういう具合に中身にフルーツを包むようにすると、寧ろ“クレープ”という呼び方をしてみたくなります。この店ではアイスクリームまで添えられます。

その「起こり」に「関連」が在るのか否かは判然としませんが、「結果的によく似ている」という代物が在るのは少し面白いと思います。