↓こんなモノが近所のスーパーで販売中でした。
↑何れも1袋が115ルーブルでした。間違いなく「日本のパッケージ」です。
↓裏も間違いなく「日本のパッケージ」ですが、ロシア語のシールが貼り付けられています。
このポテトチップスは、深川市の会社の工場で製造しているモノです。道北9市による<ユジノサハリンスク道北物産展>や、北海道による<北海道フェア>に出展されて来た経過が在ります。多分、12月に稚内港から積み出されたモノに関して、チェーンスーパーの仕入れ部門との間で合意が出来て、店頭に並んだのだと思います。
店を訪ねて求めた時には、空いている時間帯で、この商品がよく売れているのか否かは何とも言い悪い感じでした。周辺に置かれていた各種のスナック菓子の中、特段に安くも無く、と言って目立って高いようにも見えない感じでした。
↓ロシア語のシールは、このポテトチップスのような食品に関するルールに適合した商品であるということで、どういう材料のモノであるかということや、輸入業者が正しい手続きを経て輸入したということを示す内容が書き込まれています。
↑偶々、「<ユジノサハリンスク道北物産展>で視て、試しに求めて美味かった…」と注目してしまったモノでした。北海道内からサハリンで輸入したポテトチップスでこのシールを視ている訳ですが、このシールは「口に入るモノ=あらゆる食品や調味料」でロシア国内に輸入されているモノには原則的に貼られているモノです。
「輸出入が行われる」ということは、ややくどい言い方になりますが「輸出される商品が、輸入される場所でのモノを巡るルールに則っていることを明らかにし、その上で輸入される場所の中で物流ルートに乗せて行く」ということに他なりません。
写真のポテトチップスも「輸入される場所(=ロシア)でのモノを巡るルールに則っていることを明らかにする」手続を「品目毎」に行わなければならないのです。シールをよく視れば、各々の商品名がロシア語のアルファベットで付されています。白い袋の方は<ムテンカ シオ>(無添加塩)という商品名で、黄色の袋の方は<コクサン ゲンリョー>(国産原料)という商品名で、「各々に手続を行った」ことが判ります。
こういうような手続は、外国の食品等が日本に輸入される場合にも行われていることで、輸入される食品等にはこの「ロシアのシール」に内容が少々似ている「日本版のシール」が貼り付けられています。
ユジノサハリンスクの街中で、一寸した食品類を求める場合、この「輸出される商品が、輸入される場所でのモノを巡るルールに則っていることを明らかに」という主旨のシールが付いているモノを存外に多く見掛けます。