Суперлуние(スーペルルーニエ)=スーパームーン:レーニン広場(2019.02.20)

時々、少し興味深い天体現象に関する話題が聞こえてくることが在ります。

「2月20日」に日付が改まった少し後、日本時間では午前1時前に<スーパームーン>という、月が大きく視える現象が在ると伝えられました。ロシア語ではСуперлуние(スーペルルーニエ)と言っています。

こういう「日本国内各地で、天候が好ければ視られます」という現象に関して、ユジノサハリンスクに在る場合は「概ね“プラス2時間”の時刻」に視られます。

↓昨年視た<皆既月食>も、日本国内で紹介されていた「視られる時刻」に「プラス2時間」という時刻に視ることが出来たのでした。
>>月がオレンジ色?―ユジノサハリンスクで視られた皆既月食(2018.01.31 - 02.01)

<皆既月食>に関しては、目視で明らかな程度に月の色が変わってしまうという現象で、視られる機会も少なく、「起きている場合も在るような時間帯に、天候が好ければ視られそう」と視てみたのでした。が、今般の<スーパームーン>は、概ね毎年のように聞く事象で、視られる時間が午前3時近くということで、敢えて視てみようともしませんでした。

しかし「最も大きく視える時刻」ではなくとも、<スーパームーン>という日には月が煌々と輝いて、少し不思議な雰囲気になる場合が在るようです。

↓朝のレーニン広場です。
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↑<スーパームーン>の月が広場の上で煌々と輝いていました。

↓煌々と輝く月が興味深かった訳ですが、それと同時にレーニン広場の電飾の一部が撤去されていたことにも気付きました。前日の様子が下記で御覧頂けます。
>>西天の彼方に去ろうとする十三夜の月…:レーニン広場(2019.02.19)

こういう天体現象に関する話題に触れると、「天空に国境は無関係…」というようなことを考えてしまいます。
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“コレクターズアイテム”…:<アジアの子ども達 サハリン2019>(2019.02.14-15)

このところ、少し話題になっていることが在りました。

ロシア語で「мороз」(マローズ)と呼び習わされるような厳しい寒さ、早朝の日が高くなる前には氷点下25℃やそれ以下になっているという最中、「何だ?あれは?!」という程度に大勢が朝から行列を作っている場所が在るというのです。

噂を聞き付けて「一寸調べた…」という方が教えてくれたのですが、地元のニュースサイトに写真が掲載されていました。

↓記事そのものはロシア語ですが、夥しい数の人達が何やら集まっている様子がよく判ります。
>>Охотники за значками игр "Дети Азии" устроили давку в "Победе"

開催されている<アジアの子ども達 サハリン2019>の期間中、ロシア国内外の方々からやって来た皆さんにサハリンの様子等に親しんで頂こうと、<サハリン州郷土博物館>、<A.P.チェーホフ 『サハリン島』 文学記念館>、<戦史博物館>等のミュージアム関係の施設は「無料開放」となっています。殊に競技に参加する選手の皆さんの多くは、日本の中学生や高校生位の年代に相当する皆さんが多いので、何かの合間にこの種の施設を訪ねる機会が在れば、色々と学ぶことも多いのだと思います。また、選手達のコーチや選手団関係者等の大人でも、サハリンに個人的な縁が深いのでなければ、各種のミュージアムで地域の事に触れるのは興味深い筈です。

今般の<アジアの子ども達 サハリン2019>のような「青少年が集う催し」に際して、公立の各種展示施設を「開放」というのは、なかなかに素敵なアイディアだと思ってこのニュースに触れました。

しかし「夥しい数の人達」が集まっているのは、ミュージアムを見学しようということでもないのです。

<アジアの子ども達 サハリン2019>の開催を記念し、<SAKHALIN2019>という文字が入った、「限定非売品」のピンバッジが製作されました。「開放」のミュージアムで、そのピンバッジを「朝から無料で配布」ということになりました。それを求める人達が非常に多く集まったのです。恐らく、<アジアの子ども達 サハリン2019>の関係者よりも「ピンバッジ!」という地元の皆さんの割合の方が高いと見受けられます。上記の記事に在る写真には、<戦史博物館>の入口辺りや、<サハリン州郷土博物館>の門前の様子が在るのですが「あの場所に、あんなに多くの人達が集まっているのは、記憶に在る限り、全く視たことがない…」という状況です。

<アジアの子ども達 サハリン2019>の期間中、毎日のように決められた数を配布しているということで、「自分も欲しい!!」と並んでみたという方が在りました。よく冷えている中で少し早くから大勢並んで、「開門になると走って入口に殺到!」という中で並んで、ピンバッジを入手したそうです。

↓ピンバッジを見せて頂きました。許可を頂いて写真を撮って、ここで御紹介させて頂くということにしました。
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↑これは「サハリンのシンボル」とされる海獣の画です。<SAKHALIN2019>という文字も入っています。

↓これは「海の幸の王国」というサハリンの側面をイメージしたモノで、イクラをパンに載せた前菜です。
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↑ここにも確り<SAKHALIN2019>という文字が在ります。

こういう「限定非売品」のピンバッジというのは、典型的な“コレクターズアイテム”かもしれません。殊更に冷えていた<アジアの子ども達 サハリン2019>の記念品ということで、入手された皆さんにとって、「殊に大切な記念品」ということになるかもしれません。

それにしても、このピンバッジの配布に多くの人達が集まる様子を視て、「この種のモノが何となく思う以上に高い人気」と少々驚きもしました。
posted by 稚内市サハリン事務所 at 12:52Comment(0)話題

【特報!】 2月7・8日 札幌で<ルースキー・テーレム>に会おう!!

2月15日から始まる稚内での公演に向け、<ルースキー・テーレム>の皆さんはユジノサハリンスクで出発に向けた準備に勤しんでいるようです。

こういう中、稚内から情報が入りました。

非常に好い御報せが在ります。<ルースキー・テーレム>の皆さんは、稚内へ向かう前に「札幌で公演」ということになりました。

↓札幌での公演は以下の予定です。

2月7日(木)
15:00 オーロラプラザ
16:00 オーロラプラザ
17:00 オーロラプラザ

2月8日(金)
13:00 オーロラプラザ
14:00 オーロラプラザ
16:00 さっぽろ雪まつり 大通5丁目会場
17:00 さっぽろ雪まつり 大通5丁目会場

↑<オーロラプラザ>での公演は20分間程度、<さっぽろ雪まつり 大通5丁目会場>での公演は30分間程度とのことです。(因みに稚内では各回40分間程度の公演です。)

<オーロラプラザ>は札幌都心の大通の地下に在る地下街の<オーロラタウン>に設けられた催事等に利用される広場です。2月7・8日であれば<さっぽろ雪まつり>が開催中の大通公園の、<テレビ塔>が視える側、「西1丁目」、「西2丁目」、「西3丁目」周辺で地下に下りると、<オーロラタウン>の<オーロラプラザ>は近くです。

↓案内図を御参照下さい。
>>さっぽろ地下街 フロアガイド

<さっぽろ雪まつり 大通5丁目会場>に関しては、「5丁目東」に設けられる大型雪像のステージである<道新 雪の広場>が<ルースキー・テーレム>が登場する場所となります。

↓案内図を御参照下さい。
>>さっぽろ雪まつり公式サイト/大通会場マップ

ハッキリ言えば、稚内での公演を心待ちにしているファンは「待っていれば来るのは承知しているが、待ち切れない!序でに<雪まつり>を眺めて、一寸用事でも足すのに札幌へ…」ということをしてしまうかもしれません。そんな人達も現れるかもしれないと思ってしまう程度に、彼らの公演は愉しいものです。

来る2月7・8日の午後、札幌都心の大通周辺に行く方、居合わせる方におかれては、是非とも「ユジノサハリンスクからやって来る、稚内の人気者」という<ルースキー・テーレム>に出会ってみて頂きたいと思います。

↓なお、稚内公演のリーフレットはこちらです。札幌で出会えるる他、<ルースキー・テーレム>は2月15日から3月15日の期間で稚内公演を催しますから、稚内へも御運び下さい。
<ルースキー・テーレム>稚内公演 2月15日から….pdf
posted by 稚内市サハリン事務所 at 07:00Comment(0)話題

【特報】<ルースキー・テーレム>が稚内へ!! 2019.02.15-03.15

稚内から情報が入りました。

ユジノサハリンスクの音楽や舞踊のグループである<ルースキー・テーレム>が稚内へ赴き、公演を催すこととなりました。

期間は2月15日から3月15日です。公演は「午後5時開演」と「午後6時開演」の2回です。

↓リーフレットはこちらをクリックすると御覧頂けます。
<ルースキー・テーレム>稚内公演 2月15日から….pdf

↓12月にユジノサハリンスクで催された<ルースキー・テーレム>の公演の模様も御紹介したところでした。
>><ルースキー・テーレム>公演:ユジノサハリンスク(2018.12.15)

実を言えば、リーダーのアンドレイ・メリニチェンコさんに稚内市サハリン事務所の近くで時々出くわすことが在り、挨拶を交わすことも在るのですが、最近御見掛けした時「稚内へ向かう準備を進めているんだ」と張り切っていました。2月15日から3月15日の公演を、<ルースキー・テーレム>のメンバーの側でも心待ちにしているようです。

2月、3月の公演は恒例化していて、<ルースキー・テーレム>も「稚内のローカルアイドル」のような存在感さえ在り、多くの皆さんが楽しみに公演を待っています。稚内での活躍に期待です!!
posted by 稚内市サハリン事務所 at 06:45Comment(0)話題

ウィンタースポーツの氷彫刻:ユジノサハリンスク市行政府本庁舎前(2019.01.18)

1日を通じて「氷点下一桁」という日も在ったのですが、直ぐに最低気温は「氷点下二桁」で、日中も氷点下7℃や氷点下8℃という状態に戻ってしまいました。ユジノサハリンスクは「厳冬期の厳しい寒さ」の最中です。

↓ユジノサハリンスク市行政府本庁舎の前に何かが並べられています。
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↑通行中の人達より背が高いので、2m程度は在ると見受けられる大きな板状のモノです。

↓氷の彫刻でした。
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↑アルペンスキーの選手の姿です。風を切って滑降する姿が立体的に造り込まれています。

↓隣はスキーのジャンプです。
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↑フォームを決めて、ジャンプ台から飛んだ瞬間のようです。

↓スノーボードの選手も在ります。
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↑全身を傾けて、少し宙に浮いて方向転換をしているような動きが表現されているのだと思います。

↓距離スキー、クロスカントリーの選手も在ります。
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↑選手の背後に「СТАРТ」(スタルト)とスタート地点を示す幕らしいモノが造られていますから、勢い良くスタートを切る場面なのでしょう。

なかなかに見事な、ウィンタースポーツをテーマにした氷彫刻がユジノサハリンスク市行政府本庁舎前に並んでいます。これは2月8日から開会する<SAKHALIN 2019 - 1st Winter Children of Asia International Sports Games> (第1回 冬季国際少年スポーツ大会<アジアの子ども達>)に合わせて展示が計画されたものであるということでした。

庁舎前に板状の大きなモノが並び「何だ?」と少し気になっていたのですが、そのうちに作業が始まり、氷彫刻を制作していると判りました。庁舎の電源からコードを引いて電動工具を使用、或いは「こびり付いたモノを削ぎ落す」ような金属のヘラ状もモノを両手で持つ柄に付けたような道具を駆使して、何人かの方達が作業を順次進めていました。この程、この場所の氷彫刻が完成したようです。

↓暗くなると照明が入りました。手前はアイスホッケーの選手です。
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↑1月18日時点では、照明は未だ庁舎の片側だけだったようで、何れ全てに照明が入ると見受けられます。

↓フィギュアスケートをする女性の様子です。
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↑スピード感、躍動感溢れる他の競技をテーマにした氷彫刻に比べると、優美な感じもします。

↓これはショートトラックの選手がスタートする場面だと思います。
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↑板状の氷で造っている訳ですが、前のめりに踏み出そうとする選手の姿が立体的に表現されていると思いました。

気温が低い状態が続いていますから、このなかなかに素敵な氷彫刻もきれいな状態が長く保持されるかもしれません。氷彫刻は、年末年始の飾りということで<ガガーリン公園>にも在りましたが、何か「ユジノサハリンスクの冬の名物」というようになって行くのかもしれないと感じさせられました。

そんなことも思いましたが、ユジノサハリンスクでは<アジアの子ども達 SAKHALIN2019>に向けて、大会ムードを盛り上げようとしています。
posted by 稚内市サハリン事務所 at 07:00Comment(0)話題

雪像制作?!(2019.01.08)

↓サハリン州政府本庁舎前の広場に、こういうモノが登場しました。
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↑少し前に「白く大きな塊」が広場に現れ、「あれは何??」と思っていましたが、ここに雪像を制作しています。

↓最初に視た、出来上がっているモノの脇では更に別な雪像の制作作業が進められていました。
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↑この場所は電源も利用出来る場所で、チェーンソーか何かのような電動工具が作業に使われていました。

↓更に、左側にももう1つの雪像が制作されるようです。
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↑こちらは、大きな雪の塊に“線画”を描き込んで、それを目安に削り出しているようです。

↓作業が進め易いように、確りとした作業用足場となる台を用意して取り組まれています。
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↓制作されている雪像は、この<SAKHALIN 2019 - 1st Winter Children of Asia International Sports Games> (第1回 冬季国際少年スポーツ大会<アジアの子ども達>)のマスコットキャラクター達でしょう。
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↑雪像制作現場の直ぐ近くに、記念写真向けの「顔出し」のパネルが在りました。左から、スノーボードのアザラシ、スキーのキツネ(?)、スケートのシカということになります。「キャラクターの紹介」というような情報がなかなか見当たりません。

雪像はスノーボードのアザラシが出来上がっていて、スケートのシカはもう直ぐ出来上がりそうで、スキーのキツネ(?)はこれから作業が本格化する感です。

<SAKHALIN 2019>または<アジアの子ども達>と呼ばれる大会の開会式まで1ヶ月程度となり、大会ムードを盛り上げようとしている中、この雪像も登場する訳です。硬く押し固まった雪の塊は、電動工具でも使って削るような状態になっていますが、このところの最低気温が「氷点下20℃」という次元になる低温ですから、出来上がった雪像は「天然の冷凍倉庫」というような状況に置かれている訳です。
posted by 稚内市サハリン事務所 at 07:00Comment(0)話題

<北海道フェア>(2018.12.15)

北海道産の食品や加工品を始め、日本の商品の輸出機会を創出すること等を目指し、「物産展」ということになる<北海道フェア>が催されています。

↓9月にも催されていましたが、近年は12月にも催すようになっています。
>><СЕВЕРНЫЙ ХОККАЙДО>(シェーヴェルヌィー ホッカイドー)=「道北ブース」:<北海道フェア>(2018.09.08)

↓年末年始の、ロシアでは<ヨールカ>と呼び習わすクリスマスツリーも登場している、ユジノサハリンスク市内の商業施設で12月15・16日の週末で開催です。
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↓並んでいる商品の多くは、稚内港からのチャーター船でサハリンに輸出されました。荒天で運航予定が遅れましたが、品物は無事に催事前日に届きました。
>>チャーター貨物船<サフアイランド>:稚内港で出港準備を整えてコルサコフ港へ…(2018.12.11)

↓12月の開催ですが、他の時季よりも「買物客が多い」というような感じで、各商品の売れ行きは好調と聞きました。
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↑今回、スタッフの皆さんは揃いの赤いTシャツを用意して着用しているようです。

↓昨シーズン「少し意外?」というような気がしたのですが、年末年始の時季、ミカンがなかなかに人気です。
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↑1kgが500ルーブル、10kg入りの箱が5千ルーブルということになりますが、「箱買い」の方が存外に見受けられるということでした。

ミカンやオレンジに関しては、近隣諸国の他に「それは何処?」と思い浮かべ悪いような遠い国々からの輸入品がユジノサハリンスクの店でも見受けられます。日本のミカン―英語で“Satsuma”(サツマ)と呼ばれる「温州ミカン」―は然程多く在りません。近隣諸国のよく似たモノは多く視掛けますが。

12月も「折り返し地点」というような中、「年末年始の買物」ということで、商業施設は少し人出が多い感じもする状況です。
posted by 稚内市サハリン事務所 at 18:25Comment(0)話題

チャーター貨物船<サフアイランド>:稚内港で出港準備を整えてコルサコフ港へ…(2018.12.11)

現在、稚内港からサハリンへの輸出等を拡大することを目指し、貨物船をチャーターする取り組みが進められています。今般、その一環として貨物船<サフアイランド>が稚内港にやって来ました。今年度4回目となりました。

週末は「荒天への注意喚起」という状況で、風雪が強めで、海上も波が高めという状況が見受けられました。コルサコフ港から稚内へ向かう準備の際に強風で荷役機械が使用し悪いというようなことや、出航してみれば風浪が少し強過ぎて待機と色々なことが在ったようで、<サフアイランド>は週末の予定を週の初めに変更して稚内港に入ったのでした。

↓朝の稚内港は穏やかな様子で、陽射しが眩しい空の下で、コルサコフ港へ送り出す貨物を積み込む作業を始めました。
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海辺の空は、上空を勢いよく雲が流れている感じで、時折短時間の降雪も見受けられました。

↓空の様子が酷く変わることに驚きました。始めた作業は、強風でもなければ、多少の視界の悪さに注意は要るモノの、普通に進められます。
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↑比較的風が弱く、雪は「風に舞って右往左往」ではなく、「普通に天から地へ」という具合の降り方でした。

今回は来る12月15・16日にユジノサハリンスクで開催予定の物産展に出る商品、ユジノサハリンスク市内のスーパーで販売に供する道内の商品等を積み込むということでした。

荷役作業を終えた<サフアイランド>は、夜に稚内港を発ち、翌朝にはコルサコフ港に着いて荷を下ろします。通関手続等を経て、「ロシアに輸入」ということになった商品が、関係業者の手を経て店頭に並ぶようになる訳です。

「物流を盛んに」ということが目指されていますが、「輸送需要は?」という問いに対して「在る!」ということになっても「輸送手段は?」という具合になる感で、素早く状況が動くというのでもないのかもしれません。しかし、「チャーター貨物船の運航を順次広げている」という地道な情報発信を続けるなどしており、少しずつ輸送される品目や量は増えています。

海上輸送ですから、海上荒天等で多少の前後という場合は在るのですが、冬季でも荷役作業は特段に問題も無く行われ、輸出が決まっている商品は淡々と送り出されます。
posted by 稚内市サハリン事務所 at 14:50Comment(0)話題

「平成30年 外務大臣表彰」伝達式(2018.10.30)

“外務大臣表彰”と言われても、「大臣の名で、表彰するということで、表彰状と記念品を贈る?」という漠然としたイメージしか湧かないように思います。

これに関して、外務省では「外務大臣表彰は、多くの方々が国際関係の様々な分野で活躍し、我が国と諸外国との友好親善関係の増進に多大な貢献をしている中で、特に顕著な功績のあった個人および団体について、その功績を称えるとともに、その活動に対する一層の理解と支持を国民各層にお願いすることを目的としています」というように説明しています。

諸外国と日本との理解を深め、拡げる活動に携わった個人や団体を顕彰する訳ですが、対象の個人や団体は日本国外に在る例も多い訳で、この表彰の伝達は多くの在外公館で催されます。平成30年の表彰の対象の中、在ユジノサハリンスク日本国総領事館の管轄区域内の個人や団体が在り、その伝達式が催されることとなりました。御招きを頂いたので足を運びました。

今回、ユジノサハリンスクで伝達されることになった外務大臣表彰は、2名の個人と1つの団体です。

宮西豊氏は、永年のユジノサハリンスクでの活動、日本料理店の経営を通じて日本文化の普及に努められています。1990年からサハリンで活動し、2003年からは現在も営業中の料理店<ふる里>を営まれていて、稚内からサハリンを訪ねている人達の間でも知られています。宮西氏は、桜並木の寄贈や博物館のライトアップへの協力等、色々な社会活動を手掛けていることでも知られています。

ヴィクトル・コルスノフ氏は、サハリン国立大学に在って日本の機関も含めた外国との様々な交流の窓口となる国際局長を務めています。その活動を通じて、日本との相互理解の深まりに寄与されて来ました。現在、サハリン国立大学では20以上の日本の機関との交流協定を有しているとのことで、積極的な交流を続けて頂いています。

柔道・サンボ連盟は、日本発祥の競技である柔道の普及に努めていると同時に、北海道の団体との交流協定を締結する等して、積極的な日ロ交流を展開している団体です。

宮西氏は、多くの人達に助けられながら現在に至っていることを挙げ、そうした人達への感謝の意を表すると共に、「一日、一日を大切に」とこれからも歩んで行きたいとされていました。

コルスノフ氏は、様々な協力が得られたという幸運も在って、サハリン国立大学が極東地域内の他大学と比しても抜きん出た対日交流の実績を積上げられたことを挙げていました。また御自身と日本との出会いということで、北斎の富士山の画が紹介されているのを視たこと、石川啄木や阿部公房の作品が翻訳されているのを読んだことに触れられていました。

柔道・サンボ連盟のアレクサンドル・カルダシ会長は、今年が北海道の団体との交流協定締結20年で、記念の年が両国の“交流年”と位置付けられ、加えて表彰を受けたことが喜ばしいとされていました。そしてロ日両国民の更なる友好の深まりに期待しながら、交流活動を継続するとしていました。

ロシア側の来賓挨拶の中、「日本は地理的に近い国であるに留まらず、永い交流の歴史が在り、その交流の分野も多岐に亘る」と話されていた方が在りました。今回の表彰に関連することだけを挙げても、料理や樺太時代の建物や桜のような文物、言葉や諸制度や技術を学ぶような学術、日本発祥で世界中で親しまれている柔道と、「多岐に亘る交流」が注目されている訳です。大変に興味深いことであると思いました。

この「平成30年 外務大臣表彰」の伝達式ですが、会場が溢れる程に御祝いに駆け付ける人達が集まり、何台ももテレビカメラやカメラを手にした報道関係者が入っていた中で催行されました。ロシア国内でも「対日交流」が注目されていることが伺えます。
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「来訪者向けの看板」がユジノサハリンスクに登場(2018.09.10-12)

↓ユジノサハリンスク市行政府本庁舎前、南寄りの辺りです。「見慣れないモノ」に気付いて足を停めました。
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↑巨大なレーニン像の在る広場と向き合うようにユジノサハリンスク市行政府本庁舎が建っています。建物前の芝生が植えられた辺りに新しい感じの看板が在ります。

看板をよく視れば、このまま北寄りへ直進すると州立美術館―往年の「北海道拓殖銀行豊原支店」の建物を利用したモノ―や、チェーホフ広場―旅の途中に腰を下ろして休んでいるような雰囲気の作家チェーホフの像が在って、州立図書館の傍でもある広場―が在る旨が示されています。

近隣に住んでいたり、日頃から辺りで動き回っている人達にとって、ユジノサハリンスク市行政府本庁舎前のレーニン通を進めば美術館やチェーホフ像が在る広場というのは自明のことですが、ユジノサハリンスクを初めて訪れているというような方にとっては「知らない情報」ということになります。

↓こちらはレーニン通と交わり、東西に延びているコムニスチ―チェスキー通が、南北に延びるミール通と交差している辺りです。
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↑ここにも「見慣れないモノ」が登場していたことに気付き、足を停めました。

この4枚の看板を組み合わせて柱に据えているモノですが、西を背中、東を正面に進んで行くと視えるモノです。

看板の右上を視れば、直進するとサハリン州郷土博物館で、右下を視れば背中側が劇場の<チェーホフセンター>であるということが示されています。

看板の左上ですが、「←」(やじるし)に従って左側へ進んで行けばネヴェリスコイ広場―ネヴェリスコイ提督の胸像が在る―に行き当たることが示されています。そして背中側へ進んで行けば鉄道駅へ行き当たるということも示されています。

ユジノサハリンスク市行政府本庁舎前のモノも、コムニスチ―チェスキー通とミール通との交差点辺りのモノも「共通のピクトグラム」が使用されています。博物館や美術館のような「ミュージアム」は「建物らしきモノに“M”」というマークです。都市緑地である広場は「街中の木立」というマークになっています。

サハリンでも「観光振興」ということへの関心、期待は高いと見受けられる状況ですが、こういうような「来訪者向けの情報提供」という動きが起こっているようです。

実は筆者は8月20日に用務で稚内に向かっていて、少しの間ユジノサハリンスクを離れていました。戻ってみて「見慣れないモノ?何だ?」とこの看板に注目しました。多分、8月末から9月初頭に設置されたのでしょう。気付いた画の2ヶ所以外にも、幾分これが登場したようです。

こうした「来訪者向けの情報提供」というようなことに関しては、今後も注目してみたいと思います。
posted by 稚内市サハリン事務所 at 07:00Comment(0)話題